概要
自宅サーバー環境にIP端末が増えてきた関係で、その管理が徐々に煩雑になってきた。
そこで、IPアドレスの管理をより効率的に行うため、DHCP運用へと移行したくなった。
まずは手始めにProxmox本体をDHCP運用にした設定を備忘録として残す。
やったこと
/etc/network/interfaces
ファイルの更新
最終的にProxmoxのコンソールに入って/etc/network/interfaces
を書き換えることでこれを実現した。
変更前config
auto lo iface lo inet loopback iface enp2s0 inet manual auto vmbr0 iface vmbr0 inet static address 192.168.11.29/24 gateway 192.168.11.1 bridge-ports enp2s0 bridge-stp off bridge-fd 0 iface wlo1 inet manual
変更後config
auto lo iface lo inet loopback iface enp2s0 inet manual auto vmbr0 iface vmbr0 inet dhcp bridge-ports enp2s0 bridge-stp off bridge-fd 0 iface wlo1 inet manual
はまりポイント
GUIでの設定ミス
最初はGUIから設定変更をしようと試みた。
調べたところIPの入力欄を空白にすればいいときいたのでやってみたら、ただ単にIPが振られていないサーバーが出来上がってNWからの疎通が失われた。
(おかげでわざわざサーバーにディスプレイやらキーボードやらを繋いでコンソールを見に行く羽目になった。)
configの書き方ミス
最初は以下のようにconfigを書いていた。
auto vmbr0 iface vmbr0 inet dhcp
このvmbr0
というインターフェースは仮想インターフェースで、実体はenp2s0
という物理インターフェースを継承している。
これを示す設定がbridge-ports enp2s0
なのだが、これを消してしまったことによってインターフェース一覧にすら載らない状態になってしまった。
ついでに、上記の継承設定さえできていればインターフェースは見えるようになるみたい。
その状態でdhclient vmbr0
コマンドを実行すると無理やりdhcpを取ってくることは可能だった。
再起動したタイミングで取得に失敗するのであまり意味はない。
まとめ
自宅サーバー郡全DHCP管理計画の一手目として、まずはProxmox本体のIPをDHCPから取ってくるようにした。
ただし、コンソールのwelcomeメッセージやら証明書設定やらに元のIPが直書きで残っているのが見えているので、ここらへんもいいようにする必要がありそう。
次回の課題とする。